中国、北朝鮮からの石炭輸入停止を「真剣に実行」と主張

2017年4月21日(金)19時53分

[北京/上海 21日 ロイター] - 輸入石炭の荷降ろしを行う中国の港に北朝鮮の船舶が入港したとの報道を受け、中国外務省は21日、北朝鮮からの石炭輸入停止を中国は真剣に実行しており、違反はないとの立場を表明した。

「NKNews.org」は21日、中国北部・唐山港の港湾内および周辺で複数の北朝鮮船舶が待機していると報じた。

中国外務省の陸慷報道局長は、中国が北朝鮮からの石炭輸入を再開したかとの質問に対し、国連決議に沿って年内を通じ北朝鮮からの石炭輸入を禁止するとした発表を中国は「真剣に実行」していると答えた。

また「この発表に対する違反や、国連安保理決議の実行義務への違反はない」と強調した。

トムソン・ロイター・アイコンのデータによると、唐山港に北朝鮮の船舶3隻が停泊しており、同港の沖合いにも複数の船舶が待機している。積載貨物は不明。

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ