バルス前首相、仏大統領選で中道系独立候補マクロン氏支持を表明

2017年3月29日(水)17時20分

[パリ 29日 ロイター] - フランスのバルス前首相は29日、大統領選挙で自らの所属する社会党の候補ではなく、中道系独立候補のマクロン前経済相に投票すると表明した。BFMテレビで述べた。

前首相は、選挙は広く開かれたものであり、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首の当選を阻止するためあらゆる努力をすると主張。「いかなるリスクを犯すことも恐れない。私はエマニュエル・マクロン氏に投票する」と述べた。

ただ、選挙戦でマクロン陣営に加わるわけではないと言い、「取引はしないし、何かを求めたりもしない」と話した。

世論調査では、5月7日に行われる上位2候補による決選投票でマクロン氏が、ルペン氏と社会党など左派の統一候補であるアモン氏を抑えて勝利すると予想されている。

支持率の低かった前首相からの支持表明は、マクロン氏にとって「良し悪し」であり、同氏は28日の記者会見で「政治家の持つ隠された意図には疑念を持っている」と述べていた。

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