警察友愛会、米大統領と会合 「聖域都市」への補助金停止に警告

2017年3月29日(水)14時22分

[ワシントン 28日 ロイター] - 全米最大の警察団体である警察友愛会のジム・パスコ事務局長は28日、ホワイトハウスでトランプ米大統領と会合し、不法移民に寛容な「聖域都市」への連邦補助金の交付を停止した場合、公共の安全を危険にさらす可能性があると警告した。会合後に、ロイターに明らかにした。

同友愛会は、2016年の大統領選におけるトランプ氏の最大の支援団体。パスコ氏によると、ペンス副大統領やセッションズ氏も会合に同席したという。

パスコ氏は、警察友愛会は聖域都市への政策を支持しないが、補助金停止によって、そうした地域の警察当局が影響を受ける可能性があるとの幹部の懸念を伝達。トランプ氏は、公共の安全に影響が出ないよう友愛会と協力していく姿勢を示したという。

セッションズ司法長官は27日、連邦移民当局に非協力的な都市に対する司法省の補助金交付を停止する可能性があると表明。サンフランシスコやニューヨークなどの聖域都市は、不法移民を収監施設から釈放する際に国土安全保障省に通報しないなど、協力を拒否する場合もある。

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