英国は離脱後もEU市民権を保障すべき=オックスフォード大学

2017年3月13日(月)18時56分

[ロンドン 13日 ロイター] - オックスフォード大学の学長らは英国に対し、欧州連合(EU)離脱後もEUの市民権を保障すべきとの見方を示した。さもなければ、研究者がいなくなり、同大学は大きな損失を被るだろうと述べた。

35のカレッジの学長らによると、英国政府が市民権の保障を拒否したことで、EUから来ている同僚に不安が広がっており、数人は同大学から出る準備を進めているという。

研究者らはタイムズ紙に向けた書簡で「もし大学で働く権利を失えば、大学は研究分野で大きな打撃を被り、その影響は英国全体に及ぶだろう」と指摘した。

オックスフォード大学は900年以上の歴史を持ち、卒業生にはメイ英首相やジョンソン外相、ハモンド財務相などがいる。先月、同大学が英国のEU離脱を受けフランスへのキャンパス移動を検討していると報じられたが、大学側は報道は否定した。

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