中韓間の航空会社が路線縮小、THAAD配備の余波広がる

2017年3月10日(金)15時18分

[上海 10日 ロイター] - 中国・韓国間の旅客便を運航する航空会社が10日、複数の路線で運航を停止した。米地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)の韓国配備に中国が反発している問題の余波が広がっている。

韓国イースター航空は南部の清洲、済州の2都市と中国を結ぶ路線を停止すると発表した。

クルーズ運航会社カーニバルとロイヤル・カリビアンは先に、中国発のクルーズ船の韓国寄港を取り止める方針を明らかにしている。

また、10日に中国の東方航空、春秋航空のウェブサイトで検索したところ、東部の寧波と済州間の路線が来週の半ば以降、座席予約ができなくなっている。

これらの航空会社はコメントの要請に応じていない。

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