ローマ法王、南スーダン訪問を検討 カンタベリー大主教も同行か

2017年2月27日(月)16時46分

[ローマ 26日 ロイター] - ローマ法王フランシスコは26日、英国国教会の最高位聖職者であるウェルビー・カンタベリー大主教とともに南スーダンを訪問する可能性を検討していると述べた。訪問は、内戦と飢餓に苦しむ人々に注意を向けるのが目的だという。

ローマの英国国教会開設200周年を記念して、初めて訪れた同教会で明らかにした。

法王によると、昨年10月にローマを訪問した南スーダンの司教らが、「(法王)一人ではなく、ウェルビー・カンタベリー大主教と一緒」の訪問を要請したという。

法王は、訪問が1日間となる見通しと述べた。ローマ法王庁(バチカン)の情報筋によると、治安上の懸念がその理由だという。また、法王は訪問時期を明らかにしなかったが、情報筋によると、年内とみられるという。

産油国の南スーダンは2011年に独立したが、2013年12月にキール大統領とマシャール副大統領の対立から内戦が勃発。キール政権は先週、一部の地域で飢饉が起こっていると宣言した。

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