前香港政府トップに有罪判決、在任中の不適切行為で

2017年2月22日(水)18時06分

[香港 22日 ロイター] - 香港の高等法院(高裁)は22日、在任中に不適切な行為があったとして、香港政府のトップだった曽蔭権(ドナルド・ツァン)前行政長官に禁錮1年8カ月の判決を言い渡した。

曽被告は、呼吸困難と胸の痛みを訴えて20日夜から入院。その病院から、手錠姿で裁判所まで移送された。

裁判官は、曽被告ほどの高い地位にあった人物が国民の信頼を裏切ったことは重大だと指摘する一方、過去40年余りに渡って公職に身を捧げてきたことを考慮し、10カ月減刑したことを明らかにした。

9人の陪審団は17日、公職者として不適切な行為を行ったとして有罪の評決を下していた。曽被告は、政府が免許審査を行っていたラジオ局の主要株主との間の賃貸交渉を故意に隠したという。

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