トランプ氏のTPP離脱表明、ドイツ企業に商機=副首相

2017年1月24日(火)09時48分

[ベルリン 23日 ロイター] - トランプ米大統領が、環太平洋連携協定(TPP)離脱を決めた件で、ドイツのガブリエル副首相は23日、自国企業に商機が生まれるとの認識を示した。

翌24日掲載予定のハンデルスブラット紙のインタビューで語った。ガブリエル氏は「トランプ氏がアジアや南米と貿易戦争を始めれば、われわれには商機が生まれる」と指摘した。

メキシコから輸入するドイツ車に35%の関税を課すとトランプ氏が示唆したことを批判、こうした関税は米国にとって逆効果との見方を示した。

ドイツは大勢の勤勉な労働者や賢明な企業を抱え、輸出国として大きな成功を収め、技術的にも進んでいると指摘。「ドイツは不安がったり、卑屈になったりせず、自信を持って行動すべきだ」と訴えた。

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