イタリア憲法裁、選挙法が合法か判断へ、政権続投の可能性占う

2017年1月24日(火)09時26分

[ローマ 23日 ロイター] - イタリア憲法裁判所は24日、選挙法が合法かを判断する。

判断が明確な内容なら、6月までに選挙が行われる可能性が出てくるが、複雑な判断となれば、ジェンティローニ政権が2018年初旬まで続投する公算が大きい。

現在の下院選挙制度は2回投票制で、政局安定化を狙い2014年にまとめられた。

各種世論調査によると、2回投票が行われれば、反体制派政党「五つ星運動」が勝利。比例代表制が再導入されれば、連立樹立で難航する見通しだ。

このため、与党・民主党(PD)議員の1人はロイターの取材に、2回目の投票をなくして比例代表制を基本的に維持すれば、年内選挙の可能性は非常に高いと指摘する。

一方で、現行法修正を提案する内容にとどまれば、年内選挙の公算は相当小さくなるとの見通しを示した。

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