レンツィ伊首相、辞表提出 大統領が各政党と今後の対応協議へ

2016年12月8日(木)06時57分

[ローマ 7日 ロイター] - イタリアのレンツィ首相は7日、先の国民投票で改憲が否決されたことを受けて、マッタレッラ大統領に辞表を提出した。大統領府が発表した声明によると、大統領は各政党と今後の対応について協議する間、レンツィ氏に暫定首相としてとどまるよう要請した。

各党との協議は8日1700GMT(日本時間9日午前2時)から開始され、10日午後に終了する予定。

大統領は協議後、レンツィ政権の閣僚、またはレンツィ氏が率いる民主党の議員に対し、新政権の樹立に取り組むよう要請すると予想されている。

総選挙は2018年まで予定されていないが、政界では解散総選挙を求める声が強まっている。

レンツィ氏は大統領との会談前、民主党議員を前に演説し、議会の主要勢力すべてから支持を得られなければ、2018年までの次期政権に同党が参加することはないと述べた。これが実現しなければできる限り早期に総選挙を実施すべきと主張、「民主党は前倒し選挙を恐れていない」と述べた。

*内容を追加しました。

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