サウジやOPEC湾岸諸国、4%減産の用意表明=関係筋

2016年10月28日(金)08時37分

[ドバイ 27日 ロイター] - サウジアラビアや石油輸出国機構(OPEC)加盟の湾岸諸国は、産油量をピーク時から4%減らす意向だ。

各国のエネルギー相が23日、ロシア側に伝えていたと、関係筋がロイターの取材で明かした。

OPECの専門家や、ロシアなど他の産油国当局者が28─29日、ウィーンで集まる際に、4%減産が提案される公算が大きい。

イラクが減産を行わず、適用除外を求めたことについて、OPEC関係筋は、他国からの反発を招く公算が大きいと指摘。「減産が行われるなら、すべての国が参加する必要がある。適用除外は無い」と言い切った。

OPEC関係筋の3人によると、リビアやナイジェリア、イランのみを適用除外とすべきとの認識が広がっている。

湾岸諸国との協議で、ロシアのノバク・エネルギー相は、減産は行わず、現行水準に凍結する方針を示したという。

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