仏大統領選、現時点で社会党候補が勝利する見込み薄い=第1書記

2016年10月24日(月)14時36分

[パリ 23日 ロイター] - フランスの与党・社会党のカンバデリ第1書記は、現在の情勢では、同党のどの候補も2017年5月の大統領選挙で勝利することはおろか、第2回投票に進むこともできないとの見通しを示した。

週刊紙ジュルナル・デュ・ディマンシュによると、社会党出身のオランド現大統領の支持率は10月時点で1ポイント低下し、14%と6月以来の低水準。最近出版された書籍に掲載された大統領の発言が物議を醸す中、オランド氏が再選を果たす可能性はますます低くなっている。

社会党は分裂状態にあり、オランド大統領は二期目を目指すかどうかまだ表明していない。10月初めの世論調査では、有権者が選ぶ大統領候補のリストでオランド氏は12位だった。

カンバデリ第1書記は仏紙ヌーベル・レピュブリックに対し、「現段階では右派を打ち負かせる候補はいない。第1回目の投票を通過することもできないだろう」と語った。

第1書記は党員に対し、予備選で選ぶ1人の候補を支持するよう呼び掛けた。

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