米国防長官が北朝鮮ミサイル発射非難、国連決議違反

2016年10月21日(金)05時01分

[ワシントン/ソウル 20日 ロイター] - 米国のカーター国防長官は20日、北朝鮮がミサイルを発射したことについて、朝鮮半島、およびアジア太平洋地域の安定を乱すものとして非難した。

米戦略軍は北朝鮮が日本時間20日午前7時に同国北西部の亀城(クソン)から中距離弾道ミサイル「ムスダン」と推定されるミサイルを発射したが、失敗したもようだと発表。

カーター長官はこれについて、訪米中の韓国の韓民求国防相との会談後の記者会見で「ミサイル発射は失敗に終わったとはいえ、数件の国連安保理決議に違反するもので、米国はこれを強く非難する」と述べた。

そのうえで「今回のような挑発行動を受け、米国は同盟国である韓国と朝鮮半島の安定維持に共に取り組んでいく決意を新たにした」と述べた。

北朝鮮は15日にもムスダンと見られるミサイル発射に失敗。韓国防相は、北朝鮮は「政治目的でミサイル発射を続けている」とし、失敗が続いていることで同国に限界があることがさらけ出されていると述べた。

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