仏大統領選、サルコジ前大統領への支持低下=世論調査

2016年9月29日(木)15時23分

[パリ 28日 ロイター] - 2017年のフランス大統領選に向けた中道・右派の候補者指名争いで、サルコジ前大統領への支持がライバルのジュペ元首相よりも低いとする2つの世論調査結果が28日、公表された。選挙資金疑惑などが影響したとみられる。

07年から12年に大統領を務めたサルコジ氏は、移民に対してより厳しい、新たな欧州連合(EU)の条約を強く求め、イスラム過激派からフランスを守ると訴えている。

カンター・ソフレス・ワンポイントの調査によると、11月20日の予備選第1回投票におけるサルコジ氏への支持は1%ポイント減の33%、穏健派のジュペ元首相への支持は5%ポイント増の39%だった。

IFOPの調査では、ジュペ氏が35%で、サルコジ氏は2%ポイント減の31%だった。

両調査とも、11月27日に行われる決選投票では、少なくとも10%以上の差をつけてジュペ氏が勝つとの結果を示した。

中道・右派の候補者は、大統領選で勝つ確率が高いとみられている。

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