原油価格が4月以来の安値に下落、供給過剰めぐる懸念で

2016年7月29日(金)16時38分

[シンガポール 29日 ロイター] - アジア時間29日の取引で、原油価格が4月以来の安値を更新した。世界的な景気減速で原油や石油製品の供給過剰が一段と悪化するとの懸念が背景。

0617GMT(日本時間午後3時17分)時点で、北海ブレント原油先物は0.19ドル(0.4%)安の1バレル=42.51ドルと4月以来の安値。

米原油先物も0.26ドル(0.6%)安の40.88ドルと、4月以降初めて41ドルの水準を下回った。

ジェフリーズのジェイソン・ガンメル氏は、製油所の処理量減少が、原油価格を圧迫するとの見方を示した。

またイランのアジア主要顧客向け原油輸出は6月に前年比47.1%増の日量172万バレルと過去4年以上で最も高い水準を記録した。

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ