英首相が東欧歴訪、離脱後のEUとの関係で「新たなモデル」摸索

2016年7月29日(金)10時18分

[ブラチスラバ/ワルシャワ 28日 ロイター] - 東欧歴訪中のメイ英首相は28日、離脱後の欧州連合(EU)との関係について、既存の枠組みにとらわれない新たなモデルを望むと述べた。

英政府は、EUからの移民が英国で居住・就労する自由を制限すると同時に、EU単一市場へのアクセスを維持することも目指している。

メイ首相は、スロバキアのフィツォ首相とポーランドのシドゥウォ首相との会談後の記者会見で、先入観のない心で臨むよう呼び掛けた。

メイ首相は「既に存在するモデルにとらわれることなく、英国の国益にかないEUにも受け入れ可能な道を探るべき」と強調。「移動の自由に関する英国民の懸念に応えつつ、モノやサービスの貿易で最良の合意をまとめるよう、解決策を見つける必要がある」との考えを示した。

また、EU離脱の通知を年内は行わない、とあらためて表明した。

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