民主党副大統領候補ケーン氏が選挙戦デビュー、トランプ氏攻撃

2016年7月25日(月)11時39分

 米大統領選の民主党候補指名が確定したヒラリー・クリントン前国務長官が副大統領候補に選んだティム・ケーン氏は23日、激戦州フロリダ州の集会に参加、選挙戦デビューした。

得意のスペイン語を交えつつ演説し、共和党大統領候補ドナルド・トランプ氏への攻撃を繰り広げた。

トランプ氏が北大西洋条約機構(NATO)諸国に対する防衛義務を果たさない可能性を示唆したことについて、ケーン氏は強く批判。また、トランプ氏が経営するカジノが破綻したことや、「トランプ大学」失敗など、トランプ氏の過去のビジネス上の経歴についても攻撃した。

ケーン氏は「トランプ氏は約束破りの常習犯であり、行く先々で他人の人生を破壊している。同じことを米国に対してさせるわけにはいかない」と強調。クリントン氏については「他人を侮辱せず、話をよく聞く」とし、「全力で善をなす」という価値観を共有していると述べた。

クリントン、ケーン両氏は、東部フィラデルフィアで25日に開幕する民主党全国大会で、正副大統領候補に正式に指名される見通しだ。



[マイアミ/ワシントン 23日 ロイター]

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