スペイン暫定首相、1カ月以内に連立政権樹立の意向

2016年6月27日(月)20時07分

[マドリード 27日 ロイター] - スペインのラホイ暫定首相は、総選挙で中道右派の国民党が議席を伸ばしたことを受けて、1カ月以内に連立政権を樹立する方針を示した。

同首相はラジオ放送で、多数派形成に向け「1カ月以内に基本的な合意に達したい」と述べた。

第2党となった社会労働党に連立を提案する意向を示したほか、第4党となったシウダダノスも望めば参加が可能と指摘。「(社会労働党が)交渉の意向を示している」とし、新たな議会運営が始まる7月19日までに交渉がまとまることを期待していると述べた。

社会労働党は正式な立場をまだ示していないが、国民党による少数与党政権に賛成する意向を党関係者が示唆している。社会労働党は大連立政権への参加には反対しているが、専門家は、同党が信任投票を棄権することで、少数与党である国民党による政権樹立が可能になるとしている。

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