クリントン陣営、トランプ氏のブレグジット発言を批判

2016年6月27日(月)18時06分

[ワシントン 26日 ロイター] - 米大統領選で、民主党候補指名が確実なヒラリー・クリントン氏の陣営が、共和党候補の指名を確実にしたドナルド・トランプ氏について、英国の欧州連合(EU)離脱が米国経済に及ぼす影響よりも、自分のビジネスにどのような恩恵をもたらすかに興味をもっている、と批判した。

クリントン陣営のロビー・ムーク選挙活動委員長は、民衆の怒りと既成政党への反感の高まりが、英国のEU離脱とトランプ氏の指名獲得につながる共通の要因となったことを認めながらも、トランプ氏の反応は大統領にふさわしくないと指摘。

ムーク氏は「フォックス・ニュース・サンデー」に出演し、「クリントン氏は、離脱が中間層にどう影響するかという目で見ているが、トランプ氏は自分のビジネスにどう影響するかという目で見ている」と語った。

トランプ氏は24日、訪問先のスコットランドで、EU離脱決定後のポンド相場の下落について、自身がスコットランドのターンベリーに所有するゴルフコースにとって好機になりうる、とコメントしていた。

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