仏政府が燃料輸入を拡大、製油所ストによる不足分補う=業界筋

2016年6月1日(水)07時33分

[パリ 31日 ロイター] - 複数の業界筋によると、フランス政府は外国と結ばれたパイプラインやタンカーなどによる精製燃料の輸入を拡大している。政府が進める労働法改正に反対する製油所労働者によるストが1週間以上続く中、燃料不足の解消と在庫補充が目的。

ある業界関係者によると、欧州の燃料市場は供給過多となっているため、フランスに8カ所ある製油所のうち少なくとも4カ所で生産停止が続くものの、大幅な価格上昇にはつながっていないという。

フランス石油産業連盟(UFIP)は声明で、輸入は生産不足を補い、在庫を補充するために行っているが、輸入拡大分についてデータを提供するのは時期尚早だとしている。

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