ベトナム、南シナ海での軍拡は模索せず＝新首相

［ハノイ　２５日　ロイター］ - ベトナムのフック新首相は２５日、同国は南シナ海における軍備拡張を模索していないとし、紛争については同盟国と協力して武力行使のない平和的な解決を目指すと述べた。

首相はオバマ米大統領の訪問後、一部外国人記者とのインタビューに応じ、南シナ海の力学は複雑化していると指摘。調和を保ち、海上貿易への影響を回避するには、地域の友好国と戦略的パートナーが必要との見解を示した。

首相は「ベトナムは軍拡を模索していない。だが、第１に平和的手段で、また外交、司法を通じ、主権の保護は追求している」と述べた。インタビューで中国には言及しなかった。

さらに、「脅迫のための武力行使」をせず、平和的に緊張を緩和することに対し、東南アジア諸国や日本のようなパートナー国の同意を得ることが優先課題と強調した。