EUが英国離脱の緊急対応策の協議に着手、23日に会合=関係筋

2016年5月26日(木)06時25分

[ブリュッセル 25日 ロイター] - 英国が欧州連合(EU)離脱を決めた場合に備え、域内当局者が緊急対応策に関する極秘協議に着手したことが、関係筋への取材で分かった。

仏独を中心とする複数の加盟国代表は23日に会合を開催。ユンケル欧州委員長の首席補佐官が議長を務めた。7月にEU議長国に就任するスロバキア代表も会合に出席したもようだ。

会議では、EU離脱が決まった場合の初動の対応、とりわけ対外コミュニケーション戦略でのすり合わせを中心に話し合われたという。

EUはこれまで、離脱派を勢いづかせる恐れがあるとして、公の場で英国の離脱の可能性に言及することを避けている。23日の会合は、より正式な準備が始まった初の兆候となる。

欧州委の報道官は、英国のEU残留への対応しか準備しておらず、「プランBはない」とコメントした。

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