タリバンが新指導者を任命、マンスール師死去を確認

2016年5月25日(水)18時00分

[カブール 25日 ロイター] - アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは25日、指導者マンスール師の後任に副官を務めていたハイバトゥッラー・アークンザダ師を任命したとの声明を発表した。マンスール師が米軍の無人機による爆撃で死亡したことを初めて正式に確認した形となった。

アークンザダ師は、国連が昨年旧タリバン政権の司法長官として氏名を挙げていたが、宗教学者として敬愛されていること以外、背景はほとんど知られていない。

このほかタリバンは、シラジュディン・ハッカニ師と、タリバンの創設者であるオマル師の息子ヤクーブ師が副官に就任したことも明らかにした。

米国は21日にパキスタンを無人機で空爆。その後3日にわたり、タリバンはマンスール師死去を受けた反応を公式に示していなかったが、シューラー(諮問評議会)を開いた後に今回の声明を発表した。

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