ペルー大統領決選投票、ケイコ氏がリード広げる=世論調査

2016年5月24日(火)15時50分

[リマ 22日 ロイター] - 6月5日に実施されるペルー大統領選決選投票について、イプソスが22日行った世論調査によると、アルベルト・フジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏(40)がクチンスキ元首相(77)に対しリードを広げていることがわかった。フジモリ氏についてはその側近を巡って、最近スキャンダルが報道されていた。

地元テレビ局が放送したイプソスによる模擬投票の結果によると、フジモリ氏と同元首相の支持率はそれぞれ52.6%と47.4%だった。

同調査は19日と20日の2日に渡って行われたが、その数日前にフジモリ氏率いる中道右派政党の事務局長が米麻薬取締局(DEA)の調査対象となったと地元テレビ局が報道した。

同報道によると、DEA調査員として身元を確認された男が、同事務局長が2011年に1500万ドルの資金洗浄をフジモリ陣営に対し行ったことを認めた発言を録音したという。

「同報道でフジモリ氏に対する有権者の不信感は増加すると予想されていたが、そうはならなかった」と、イプソスのペルー支部幹部は述べた。

同容疑を否認しながらも、同事務局長は報道後、辞表を提出した。

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