米議会、企業にジカ熱治療薬開発を促す法案可決 大統領に送付
2016年4月13日(水)15時28分
[12日 ロイター] - 米議会は12日、民間企業にジカ熱のウイルス治療薬の開発を奨励する法案を可決し、オバマ大統領に送付した。
ホワイトハウスは同日、大統領が法案に署名する見通しだと発表したが、同感染症の対策としてはまだ不十分との見解も示した。
今回の法案で、ジカ熱治療薬の開発企業は、米食品医薬品局(FDA)の優先審査バウチャープログラムへの加入が可能となる。
同プログラムは、利益の見込めそうにない疾病の治療開発を企業に促す一方で、開発段階にあり、より利益の見込める治療薬の審査を早めるシステム。
法案は上院通過の数週間後に下院で発声投票により可決された。
ホワイトハウスのアシスタント・プレス・セクレタリー、キャシー・ヒル氏は同法案について、民間企業にジカ熱対策を促すであろう「小さな一歩」と述べた。
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