米大統領がアルゼンチン入り、外交・貿易関係強化へ

2016年3月23日(水)16時51分

[ブエノスアイレス 23日 ロイター] - オバマ米大統領は23日、アルゼンチンに到着した。昨年12月に中道右派のマウリシオ・マクリ大統領が就任し、左派政権が終了したことから、両国関係の立て直しと貿易関係強化を目指す。

訪問は2日間で、多数の財界人を伴っており、市場開放に向けた投資家寄りの改革に取り組むマクリ大統領を支援する姿勢が示された。

23日朝に首脳会談を行い、その後共同記者会見を開く予定。

このほか、ローマ法王フランシスコがミサを挙げたメトロポリタン大聖堂での献花、青年実業家らとの面会、公式晩さん会出席が予定されている。

マクリ大統領は、就任後100日間で、資本と貿易の規制緩和、巨額に膨れ上がっていた電力補助金の削減、過去の債務再編協議に応じなかった米国の「非協力的な」債権者との合意を実現。米当局者らは、オバマ大統領がこうした迅速な改革ペースに印象付けられたとしている。

ただマクリ大統領は依然、2桁台のインフレや財政赤字拡大、貨幣不足などの問題に直面している。

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