米大統領が訪米のカナダ首相を歓待、両国関係は新段階へ

2016年3月11日(金)15時44分

[ワシントン 11日 ロイター] - 訪米したカナダのトルドー首相が10日、米ホワイトハウスを訪れ、夕食に招かれるなどオバマ大統領から歓待を受けた。カナダ首相がホワイトハウスの夕食に招かれるのは1997年以来。

昨年11月に就任した中道左派のトルドー首相は、中道右派だったハーパー前首相よりもオバマ大統領に近く、大統領の熱烈な歓迎ぶりは不安定だった米国とカナダの関係が新たな段階に入ったことを示したとみられている。

オバマ大統領は、ホワイトハウスの大統領執務室でトルドー首相と会談した後、「首相は希望と変革のメッセージを発信した。その前向きで楽観的なビジョンは若者たちを触発している」と述べた。カナダは、輸出の75%が米国向けで、良好な対米関係の維持は重要な要素。トルドー首相は6人の閣僚を伴って訪米しており、いかに重要視しているかが浮き彫りとなった。

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