イラン「増産凍結に参加せず」、制裁前シェア回復まで

2016年3月11日(金)05時58分

[ロンドン 10日 ロイター] - イランのナハバンディアン大統領府長官は10日、制裁導入前の原油市場シェアを回復するまでイランは供給抑制に向けたいかなる合意にも参加しないと述べた。

ロンドンを訪問中のナハバンディアン長官は英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)で「イランが供給減に向けた取り組みに参加するには、以前の市場シェアを回復することが前提となる。回復した上で供給減に協力する」と述べた。

同長官は、イランの財政の原油依存度は現在は最小限になっており、他の産油国が供給減に向け行動を起こす必要があるとの考えを示した。

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