韓国大統領が北朝鮮に警告、「核開発続ける限り圧力続く」

2016年3月1日(火)16時44分

[ソウル 1日 ロイター] - 韓国の朴槿恵大統領は1日、韓国は北朝鮮との対話の扉を閉ざすつもりはないが、核開発プログラムに固執する限り、北朝鮮に対する国際社会からの圧力は増幅するだろうと警告した。出席中の式典での演説の中で北朝鮮問題に言及した。

国連安全保障理事会は2日未明(日本時間)、4回目の核実験と長距離弾道ミサイル発射に対する措置として、北朝鮮への新たな制裁決議案を採決する。米国が起草した同決議案は、中国からの支持も得ている。

「韓国政府は対話の扉を閉ざすことはないが、北朝鮮が非核化に応じる意思を示さず、変化を拒み続けるかぎり、我々と国際社会からの圧力は続くだろう」と、同大統領は述べた。

国連安保理による新たな制裁措置の採決が予想されるなか、同大統領は、同核開発プログラムの阻止は国際的に広く支持されていると指摘した。

同大統領から北朝鮮との対話を再開する新たな提案はなかった。両国間の対話は昨年8月以来途絶えたままとなっている。

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