トランプ氏集会で黒人団体が抗議、KKK元幹部の支持拒否せず

2016年3月1日(火)12時11分

[ワシントン 29日 ロイター] - 米大統領選の共和党指名候補争いでトップを走る不動産王のドナルド・トランプ氏が29日にバージニア州ラドフォードで開いた集会で、黒人市民団体などが抗議活動を繰り返し、集会が何度も中断する騒動になった。

トランプ氏は28日の米CNNとのインタビューで、白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン(KKK)」の元指導者からの支持を明確に拒否せず、この姿勢に非難が強まっているが、この日の集会では批判を受け流した。

トランプ氏は抗議をする人々に「メキシコ出身なのか」などと発言。同氏の支持者も抗議者らと向かい合って相対し、会場は一時騒然となった。

この日の集会は、選挙戦のヤマ場となる1日のスーパーチューズデーを控えて開かれた。バージニア州など多くの南部州で同日に予備選が行われ、事前の世論調査ではトランプ氏が指名獲得に向けた足場を固めるとみられている。

*写真を差し替えて再送します。

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