台湾1月輸出受注は12.4%減、3年ぶりの大幅なマイナス

2016年2月24日(水)19時50分

[台北 24日 ロイター] - 台湾経済部が24日発表した1月の輸出受注は前年同月比12.4%減少した。2013年2月以来、3年ぶりの大幅な減少となった。ロイターがまとめた市場予想(9.8%減)よりも大きな落ち込みとなった。

前年同月比での減少は10カ月連続。

主要輸出先である中国、米国、欧州、日本からの受注はすべて大幅な減少となった。中国は前年同月比11.9%減、米国は9.5%減、欧州は18.0%減、日本は24.2%減だった。

キャピタル・セキュリティーズ(台北)のアナリストは輸出受注について「予想していたより悪かった。世界需要が依然として低迷していることをさらに示す結果となった」と指摘した。

主要輸出品目は、エレクトロニクス製品以外はすべて2桁台の落ち込み。エレクトロニクス製品は8%近く減少した。

経済部は声明で、第1・四半期の輸出受注が前年同期から減少する可能性が高いとの見通しを示した。

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