OPEC加盟・非加盟国、増産凍結で合意目指す=関係筋

2016年2月12日(金)00時38分

[ドバイ/ロンドン 11日 ロイター] - ベネズエラなどの石油輸出国機構(OPEC)の一部加盟国は、OPEC加盟国と非加盟国との間で産油量を現行水準に凍結することで合意を目指していることが11日、関係筋の話で明らかになった。

関係筋は、サウジアラビアがこうした案を支持し始めている可能性があるとしている。ただ、いかなる合意もイランが原油輸出を抑制するとの確約を順守するかにかかっているため、サウジアラビアが実際に合意するかは現時点では不明としている。

産油量を現行水準に凍結するとの案は、ベネズエラのデル・ピノ石油・鉱業相が今月初めにロシア、イラン、カタール、サウジアラビアなどの産油国を歴訪した際に提案。

関係筋によると、デル・ピノ石油・鉱業相は7日に訪問先のリヤドでサウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相と会談した際にこの件についても協議した。

関係筋は「デル・ピノ石油・鉱業相は、減産、もしくは少なくとも産油量の現行水準での凍結で合意が得られれば、6月のOPEC総会前に関係各国の会合を開くことを働きかけている」としている。

その上で「凍結に関して、近く会合を開くことが現在検討されている」とし、少なくともロシアとカタールが、他の産油国も参加するとの条件で凍結に暫定的な合意を示していることを明らかにした。

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