国連安保理、北朝鮮ミサイル発射を非難 迅速な制裁採択目指す

2016年2月8日(月)07時54分

[国連 7日 ロイター] - 国連安全保障理事会は7日、北朝鮮による事実上の弾道ミサイル発射を受けて緊急会合を開き、発射を強く非難するとともに、制裁措置を科す構えを明確にした。米国のサマンサ・パワー国連大使は、安保理はできる限り早急に、北朝鮮に対して「重大な対抗措置」をとると強調した。

2月の安保理議長国ベネズエラのラミレス国連大使は、記者団に対して、北朝鮮の発射は(過去の安保理決議の)「深刻な違反」であり「強く非難する」と述べた。今回の打ち上げと1月の核実験に対する「新決議の採択により重大な措置をとる」ことをあらためて確認した。

米国のパワー大使は「安保理は重大な対抗措置とることになる。北朝鮮の今回の行為によって、一段と強い対応が必要になった」とし、安保理が「できる限り早急に」決議案を採決することを望む、と述べた。

パワー大使はまた、制裁決議の採択でカギを握る中国について、「域内および世界の平和と安定に対する深刻な脅威を認識し、前例のない厳しい措置を講じることの重要性を理解することを望む」と訴えた。

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