北朝鮮、ミサイル発射なら「大きな代償」 韓国が撤回要求

2016年2月3日(水)11時14分

[ソウル 3日 ロイター] - 韓国大統領府(青瓦台)は3日、北朝鮮が衛星打ち上げ計画を発表したことについて、実際は長距離ミサイルの発射だと指摘した。その上で、実行すれば北朝鮮は「大きな代償」を払うことになる、とけん制した。

青瓦台は、北朝鮮に対して、発射計画を即時撤回するよう要求。発射を決行すれば、国連安全保障理事会決議の違反にあたると警告した。

北朝鮮当局は前日夜に、国連の諸機関に対して、2月8日から25日までの間に「地球観測衛星」を打ち上げるとの計画を通告している。

これに対して、韓国大統領府は「国連安保理が4回目の核実験に対する制裁を議論している最中に、北朝鮮が長距離ミサイルの発射計画を通告したことは、国際社会に対する直接的な挑戦」として厳しく非難。

その上で「長距離ミサイルの発射計画を断行すれば、北朝鮮は大きな代償を支払うことになると、われわれは強く警告する」としている。

北朝鮮の通告を受けて、米国からは北朝鮮への制裁強化を求める声があらためて上がっている。カービー国務省報道官は、国連は「北朝鮮に対して、断固としたメッセージを早急に送る」必要があると述べた。

北朝鮮は直近では2012年12月に長距離ミサイルを発射した。

*内容を追加します。

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