パリの空港利用客が減少、同時多発攻撃後=公団

2015年11月27日(金)02時57分

[パリ 26日 ロイター] - 仏パリ空港公団(ADP)の幹部は、パリ同時多発攻撃が発生した13日以降、パリの空港で利用客の減少が確認されていることを明らかにした。

ADPの財務責任者エドワード・アークライト氏はロイターとのインタビューで、「客足に打撃が及んでいることを確認しているが、より長期的なトレンドになるかどうかを断定するには時期尚早」と語った。

パリの空港では警備体制をさらに強化したことも明らかにした。

アークライト氏によると、11月中旬から2月中旬はクリスマスや年末年始を除き、通常閑散期にあたる。そのため、クリスマスや年末年始に観光客が戻ってくるかが注目されている。

旅行情報会社フォワードキーズは今週、攻撃事件発生後の1週間でパリ行きの新規フライト予約が27%減少したとのデータを発表。エールフランスも、攻撃事件による影響を警告している。

ADPは12月14日に、11月の利用客数などに関する統計を発表する。

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