カナダ新政権、TPP大筋合意を精査へ 議会討論や意見募集

2015年11月6日(金)08時16分

[オタワ 5日 ロイター] - カナダで発足した自由党政権は、前政権が合意した環太平洋連携協定(TPP)の大筋合意内容について、広くパブリックコメントを募集するほか、議会全体で討論を行う意向を示した。

クリスティア・フリーランド国際貿易相が5日、記者団に語った。

TPP交渉にはこれまで、ハーパー前政権が関わっており、合意全文がこの日、公表された。

フリーランド氏は、カナダは自由貿易を強く支持するとしながらも「われわれは前政権が交渉した合意内容を精査する機会を得た」と指摘した。

合意から離脱する可能性があるかとの質問に対し「合意内容を分析する。国民が内容を理解し意見を表明できるよう取り組む」と述べた。

パブリックコメントを募集する期限は不明とした。

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ