ドイツの移民純流入数、2014年は55万人で20年ぶり規模

2015年9月4日(金)04時20分

[ベルリン 3日 ロイター] - ドイツ連邦統計局は3日、2014年の移民の純流入数(流入数から流出数を差し引いた人数)が55万人となり、1992年以来の規模となったと発表した。難民申請件数は前年比61%増えたという。

移民の大半は、ポーランドを中心とする欧州諸国の出身。ドイツの移民法は比較的リベラルで、支援も手厚いことから、同国は欧州連合(EU)最大の難民受け入れ国となっている。

戦火を逃れるために中東やアフリカから海を渡って来る難民が今年は増える見通しで、80万人程度に膨らむと予想されている。

欧州南東部からの経済移民についてはイタリアからが13%増加。東欧のルーマニア、ブルガリア、クロアチアからも大幅増加した。半面、スペインは26%減、ギリシャは29%減少した。

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