エジプト検事総長が殺害される、車列に爆弾攻撃

2015年6月30日(火)11時19分

[カイロ 29日 ロイター] - エジプトの首都カイロで29日、バラカート検事総長(64)の車列を狙った車爆弾が爆発し、検事総長が死亡、警官や市民ら9人が負傷した。

犯行声明は確認されていない。関係者によると、検事総長の車列が自宅を出発する際、付近に停車中の車が遠隔操作で爆発したという。

同国では、反体制派のイスラム過激派が、失脚したムスリム同胞団のメンバーらに下された判決が重いことなどに不満を抱いており、司法関係者や政府高官らを攻撃の標的としている。同胞団出身のモルシ元大統領には死刑判決が下されている。

一方、ムスリム同胞団の報道官は検事総長殺害の関与を否定。同胞団は平和的活動にコミットしているとしながらも、検事総長殺害の責任は政府側にあるとした。

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