ポルトガル、ギリシャリスクに冷静な対応が可能=首相

2015年6月19日(金)20時21分

[リスボン 19日 ロイター] - ポルトガルのコエリョ首相は19日、ポストガル経済は前回2010年のギリシャ危機時よりも良好な状態にあり、政府は冷静で不意を突かれることはないと述べた。

議会で首相は「今の状況はユーロ圏や欧州、ポルトガルにとって最も望ましい状態ではないことは確かだ。だがわれわれは、4年前からの準備作業のおかげでより自信をもち、安全に不透明感やリスクに直面している」と強調した。

ポルトガルは昨年、2011年に受けた国際金融支援から脱却。経済は成長を取り戻し、財政赤字も縮小している。

首相は「われわれは、ポルトガルはもはやユーロ圏の不透明要因や危機の具体化に不意を突かれる国ではないとみなされることを評価すべきだ。市場の変動に長期間耐え得る現金の備えに保護されている」と述べた

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