シンガポール第1四半期GDP改定値+3.2%に上方修正、予想上回る

2015年5月26日(火)13時23分

[シンガポール 26日 ロイター] - シンガポール通産省が発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)改定値は、季節調整済みの前期比年率3.2%増、前年比2.6%増となり、4月に発表された速報値(前期比1.1%増、前年比2.1%増)から上方修正された。

ロイターがまとめた市場予想(前期比1.8%増、前年比2.2%増)も上回った。製造業とサービス部門が予想以上に底堅く、シンガポール経済の今年の成長見通しの明るさを示すものとなった。

サービス部門は前年比3.8%増と、速報値の3.1%増から上方修正された。

製造業部門は前年比2.7%減少したものの、速報値の3.4%減からは上方修正された。

シンガポール通産省は、今年のシンガポール経済は穏やかなペースで成長するとみており、通年の成長見通しを2─4%に据え置いた。

シンガポール国際企業庁(IEシンガポール)によれば、1─3月の非石油地場輸出(NODX)の伸びは前年比4.8%増となったが、15年通年の予想レンジは1.0─3.0%のまま据え置いた。

*見出しと一段落目の誤字を修正しました。

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