米上院、TPA法案可決へ前進 報復措置除外の為替修正案を可決

2015年5月23日(土)07時58分

[ワシントン 22日 ロイター] - 米上院は22日、環太平洋連携協定(TPP)交渉妥結の前提となる大統領貿易促進権限(TPA、通称ファストトラック)法案の可決に向け前進した。米上院は翌23日から休会入りする予定で、同日中にも可決される可能性がある。

上院は為替操作国に対し制裁を科すことを可能にする修正案を反対51、賛成48で否決。この日否決された修正案については、オバマ政権は可決されても拒否権を行使する構えを示していた。

一方、為替操作に対し制裁は科さずに対応を強化するのみの修正案は賛成70、反対29で可決した。

ただ上院がこの日TPA法案を可決しても、下院の審議入りは6月になる可能性が高い。

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