米シカゴ周辺で犬インフル拡大、アジアから持ち込まれた型か

2015年4月15日(水)09時47分

[シカゴ 14日 ロイター] - 米イリノイ州クック郡は14日、シカゴ周辺で少なくとも1137件の犬インフルエンザの症状が確認され、うち6匹は死亡したと発表した。感染はさらに拡大している可能性がある。

コーネル大学の研究チームによると、この犬インフルエンザは2006年の確認以降、現在も中国南部や韓国南部で頻繁に症例が見られる型。北米では発症の前例はなく、今回の感染拡大のきっかけはアジアから持ち込まれたとみられている。米国の他の地域でも感染があるかは不明。

犬インフルエンザはヒトには伝染しないが、ヒトを介して広がることがある。クック郡は感染予防のため、犬に触れた後は手洗いをし、状況が落ち着くまではペットの散歩を控えるなど、対策を呼び掛けている。

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