米シェールオイル生産、5月は4年超ぶりに減少へ=EIA

2015年4月14日(火)08時15分

[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)は13日、米主要生産地の5月のシェールオイル生産量は日量498万バレルとなり、4月の日量502万バレルから日量4万5000バレル程度減少する、との見通しを示した。米国のシェールオイル生産量が月間ベースで減少するのは4年以上ぶり。

米シェールオイル生産はこれまで急増し、一時はブームの様相を呈していた。しかし、供給過剰と需要減退を背景に原油の国際価格が昨年6月以降60%下落するなか、シェール産業にはかつての勢いはない。

EIAによると、シェールオイルの3大生産地域の1つで、テキサス州西部とニューメキシコ州にまたがる「パーミアン・ベースン」は、5月の生産量が日量199万バレルと、日量1万1000バレル増加する見通し。増加幅は、2013年11月以来の低水準になる、という。

ノースダコタ州の「バッケン」は日量2万3000バレル減の日量130万バレルの見通し。テキサス州南部の「イーグルフォード」は日量3万3000バレル減の日量169万バレルで、EIAがデータ収集を開始した2007年以来、月間ベースで最も大幅な減少になる公算。

一方、米主要生産地の5月のシェールガス生産量は日量459億7000万立方フィートと、4月から日量2300万立方フィート減少する見通し。月間ベースで減少するのは2013年7月以来としている。

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