訂正:ブラジル中銀が4回連続利上げ、政策金利6年ぶり高水準

2015年3月5日(木)15時45分

[ブラジリア/サンパウロ 4日 ロイター] - ブラジル中央銀行は4日の金融政策委員会で政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げ12.75%とすることを決定した。リセッション(景気後退)をめぐる懸念が強まるなか、インフレ抑制に向け積極的な金融引き締めスタンスを維持。政策金利は6年ぶり高水準となった。

利上げは市場の予想通りで50bpの利上げは3回連続(訂正)。決定は全会一致だった。 昨年10月に25bpの利上げを実施しており、4回連続の利上げとなった。

中銀は声明で「金融政策委員会はマクロ経済の先行きやインフレの見通しを検討し、政策金利のセリックレートを0.50%ポイント引き上げ、年12.75%とすることを全会一致で決定した。バイアスはない」とした。

声明は前回1月21日の会合時とまったく同じで、現在の引き締めペースを維持するのか、減速するのかについて手掛かりは示さなかった。

エコノミストらは声明について、中銀がインフレ抑制に向け、大幅な追加利上げを行うことを示唆していると受け止めている。

グラジュアル・インベツティメントスのエコノミスト、アンドレ・ペルフェイト氏は「中銀は金融引き締めペースを維持するだろう」と指摘した。

*見出しの「3回連続」を「4回連続」に、本文2段落の「利上げは3回連続」を「50bpの利上げは3回連続」に訂正しました。

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