正午のドルは112円前半、実需の買い一巡後は押し戻される

2017年9月25日(月)12時25分

[東京 25日 ロイター] - 正午のドル/円は、前週末ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の112.27/29円だった。国内輸入企業のドル買い/円売りなどで112円半ばまで上昇したが、その後は伸び悩んだ。

ドルは早朝に安値112.02円をつけた後、仲値にかけて112.53円まで上昇した。安倍首相が2兆円規模の新たな経済対策を策定するよう指示したという読売新聞の報道もあり、日経平均が寄り付きからプラス圏で推移。円売りが優勢となる中、仲値にかけて輸入企業のフローも加わった。

仲値通過後は国内勢のドル買い/円売りが一服。112円前半に押し戻された。

市場の関心は、米国の税制改革に向かっているという。ロイターは、ムニューシン財務長官とコーン国家経済会議(NEC)委員長に、ライアン下院議長ら共和党指導部を加えた重鎮6人(ビッグシックス)が、27日に法人税減税に向けた計画を公表する見込みと伝えている。[nL4N1M6041]

市場では「期待が薄れていただけに、具体的な数字が出てくればポジティブに受け止められるのではないか。ドル/円も上方向へのリスクの方が高そう」(国内金融機関)との声が出ていた。

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