ドルは109円後半で戻り鈍い、米国発の売り材料を意識 

2017年8月17日(木)12時31分

[東京 17日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の109.83/85円だった。前日海外時間からドル売りの流れが続き、一時109円半ばまで下落した。

ドルは早朝の110.20円台からじりじり値を下げ、午前11時にかけて109.67円まで下落した。トランプ米大統領による政策助言組織の解散に加え、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨がハト派的と受け止められたことなど、米国発のドル売り材料が意識された。

ドルは同水準で下げ止まったものの、正午にかけて戻りは鈍かった。米政権内の混乱は長引くとみられ、「ドルはがんがん買っていく雰囲気ではない」(国内金融機関)という。北朝鮮情勢を巡り、21日に米韓軍事演習を行うことで再び米朝間の緊張が高まる可能性も警戒されている。

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