ドル安や労働市場、インフレ押し上げへ=NY連銀総裁

2017年8月11日(金)12時11分

[ニューヨーク 10日 ロイター] - ニューヨーク連銀のダドリー総裁は10日、「非常に弱い」米インフレ率は、ドルの下落と過熱し続ける労働市場を背景に、中期的には上向くとの認識を示した。

総裁は講演後の記者会見で、ドル安で輸入物価が押し上げられ、労働市場の引き締まりに伴い賃金が上昇し、最終的にインフレを押し上げるとの認識を示した。

総裁は、インフレ率は中期的には上昇すると予想しているが、恐らく前年比ベースで2%にまでは戻らないだろうと述べ、ここ数カ月連続でインフレ率が弱い数字となっていることに言及した。

総裁は、向こう6─10カ月の間、前年比ベースのインフレ率は引き続き圧迫されるとの見方を示した。

総裁は講演で、年内にもう1回利上げを行い、バランスシートの縮小を開始する可能性を示唆した。

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