東京マーケット・サマリー(21日)

2017年7月21日(金)18時14分

<外為市場>

午後5時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅ドル安/円高の111円後半。前日に日本と欧州の金融政策イベントをこなし、次のニュース待ちのムードとなっている。

<株式市場>

東京株式市場で日経平均は、3日ぶりの反落となった。前日の米国株はまちまちだったが、1ドル111円台後半まで円高に振れた為替が重しとなった。好決算を発表した安川電機6506.Tが急伸。ハイテク関連株が連れ高となり、全体相場を下支えしたものの、徐々に様子見姿勢が広がった。東証1部売買代金は4営業日ぶりに2兆円を下回った。

東証1部騰落数は、値上がり924銘柄に対し、値下がりが964銘柄、変わらずが137銘柄だった。

<短期金融市場>

無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.055%になった。中心レートに大きな変化はみられていない。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCT+1レートはマイナス0.083%とマイナス幅を縮小。TIBOR(東京銀行間取引金利)3カ月物は0.056%と横ばい。国庫短期証券(TB)買い入れはしっかりした結果となり、品薄感が強まっている。新発3カ月物TB(697回債)は強含み。ユーロ円3カ月金利先物は小高い。

<円債市場> 

長期国債先物は続伸。流動性供給(対象:残存5年超15.5年以下)入札を控えて売りが先行したが、良好な需給環境が意識されたことで下値には買いが入った。後場は入札を無難にこなすと上昇幅を拡大した。欧州中央銀行(ECB)理事会の内容は市場想定内に収まり相場への影響は限られた。現物債は動意薄。超長期ゾーンの利回りに上昇圧力がかかった程度で、他のゾーンは横ばい圏にとどまった。国債補完供給(国債売現先)オペは見送られた。

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