ドル111円後半で一進一退、ユーロは高原状態保つ

2017年7月21日(金)15時21分

[東京 21日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の111円後半だった。前日に日本と欧州の金融政策イベントをこなし、次のニュース待ちのムードとなっている。

午後のドルは112円を挟んでもみ合った。

午後1時過ぎ、午前の高値を上回り112.08円まで上昇したが、その後は111円後半に押し戻された。きょうの海外時間も目立った経済指標の発表が見当たらないことから「ここからの時間はややお休みモード」(国内金融機関)との声が出ていた。

一方、前日の取引で1.1659ドルまで上昇し、約2年ぶりの高値を付けたユーロは1.16ドル前半で高原状態を保った。

欧州中央銀行(ECB)のテーパリング観測に加え、米国でのロシアゲート問題の調査進展期待や、米上院における医療保険制度改革(オバマケア)代替法案の頓挫もユーロ買い/ドル売りを手掛けやすい環境を形成している。

<午前のドル/円も方向性出ず>

午前のドル/円も方向性が出なかった。

朝方に安値111.81円をつけたドルは、仲値公示を経て112.07円付近まで上値を伸ばした。ただ、利益確定売りなどで112円台を維持できず、111.85円まで反落した。

どの通貨ペアも週末を控えたポジション調整のフローが主流で、目先の方向感は出なかった。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 111.88/90 1.1638/42 130.21/25

午前9時現在 111.88/90 1.1627/31 130.09/13

NY午後5時 111.89/93 1.1629/33 130.13/17

(為替マーケットチーム)

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