米スキャナ、WHが建設中の原発事業評価を6週間延長
2017年6月27日(火)10時32分
[ウィルミントン(米デラウェア州) 26日 ロイター] - 米電力会社スキャナは26日、東芝傘下で破産手続き中の米原発子会社ウエスチングハウス(WH)が請け負い、サウスカロライナ州のVCサマー原発で建設中の原子炉に関するアセスメントを6週間延長すると明らかにした。
事業評価の契約は今週期限切れになる予定だったが、スキャナは8月10日まで延長。同社はプロジェクトの「最も堅実な進展策」を決めるためのものと説明し、10月までに最終判断する考えを示した。
WHは破産申請を受けて、VCサマー原発の原子炉2基の建設から撤退する計画だが、そうなれば東芝が債務保証を求められることになる。
東芝は今月、米電力会社サザンのボーグル原発を巡り、債務保証の上限額を37億ドルにすることで合意。スキャナなどともVCサマー原発事業について同様の合意をまとめる必要がある。
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